国立大学法人東海国立大学機構 岐阜大学 応用生物科学部

生産環境科学課程環境生態科学コース

授業科目(講義、実習実験、演習)|生物圏環境学科|

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授業科目

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生物圏環境学を広く深く学ぶ専門的科目と実践的実習で、「生態系サービスの利活用を通じて、持続可能な社会を実現すること」に関する知識と技術と系統的に修得します。

また、これらの知識と技術を実際のフィールドに適用し、課題解決への道筋をみつけることのできる論理的思考力、データ分析力、実践力・課題解決力を身につけます。

●実践的な実験・実習

フィールド科学実習、水理計測・材料計測・生物計測実験法および実験・実習、生物識別野外調査実習(動物、植物、昆虫、水棲生物)、環境化学分析法など
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実習科目 実験科目

●データサイエンス

データサイエンス入門、情報処理演習、アルゴリズム基礎、生態環境モデリングなど
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データサイエンス科目

●水・物質循環・生態系を理解する科学

水文学、水理学、土壌科学、基礎生態学、植物生理生態学、昆虫学、環境化学分析法、水・物質循環学、陸水生態環境学など

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水文学
水が地球上を循環している巧妙な仕組みがあるおかげで、地球上の生命は、半永久的に水を利用することができます。本講義では、この水循環が生じるメカニズムとその特徴を講義します。

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基礎生態学
多数の生物種が集まった群集の構造と動態の基礎的な理解を目指す。

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昆虫学
基礎昆虫学では、形態から生理までを講義し、応用昆虫学では害虫管理について講義する。

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土壌科学
土壌の物理化学的性質と緒機能、および土壌内で生起する水・物質輸送の諸過程について解説する。

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陸水生態環境学
様々な水圏・水域における生態系および環境のありかたについて多角的な視座(生息生物、食物網、物質循環、物理・化学的環境要因、人間との接点)から講述する。

●動物の生息域内・域外保全

動物生理学、動物行動学、動物保全遺伝学、動物保全生理学、動物園動物管理学、動物園学・博物館概論、博物館実習など

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動物園動物管理学
動物園を舞台とした主に生息域外保全に着目し、野生動物の絶滅危機、法令、飼育管理、保全繁殖、普及啓発の領域を中心に概説する。

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動物行動学
動物はその生存、繁殖に向け、様々な行動を発現させる。動物の行動を生物学的に理解することを目的に、機構、機能、発達、進化の観点から解説する。

●生物多様性保全と生態系管理技術

生物多様性学、保全生態学、野生動物管理学入門、農業生態学、森林管理学、水利環境学、構造力学、水利施設学、土質力学、農地工学など

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森林管理学
森林科学の基礎となる「森林生態」、「森林施業」、「森林保護」等、森林を維持・管理・保全していく上で必要となる各分野について網羅的に講義をおこなう。

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水利環境学
人間生活を快適に営むために必要な用水に関する条件を総称して「水利環境」と呼び、本講義では、とくに農地や農村地域をとりまく水利環境の条件と計画手法を中心に説明する。

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生物多様性学
生物多様性の創出と維持機構などについて、自然選択や適応度などの進化の概念に基づいて理解できるようになることを目指す。

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農業生態学
農業生態分析の基本的な考え方、農業生態系の構造的特徴の把握、地域固有の農業生態の成立と維持過程を分析するための実態調査と結果についての要因分析、必要な生態管理に関わる各種の手法を習得する。

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構造力学
農業生産基盤、環境整備のためには、農業水利施設をはじめとした各種構造物の設計と施工が必要となる。その中で、構造物の力学的安定性を支える設計理論の基本が構造力学である。その理論と実際の計算方法とを学ぶ。

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水利施設学
農業水利施設の役割と特徴を把握し、設計ならびに保全管理に関する基本的な事項を理解する。さらに、研究だけでなく実用としても広く普及したコンピュータシミュレーション手法の基礎を理解する。

より詳しい4年間のカリキュラムの情報は、カリキュラム体系

動物科学プログラム

自身が所属する学科の専門知識を深め、さらに他学科の動物科学に関する講義(自由選択・4科目程度)を受講します。

動物科学の幅広い知識を身につけ、将来の進路に生かすことができます。

修了者には応用生物科学部長から修了証が授与されます。

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動物科学プログラム

単位互換制度

野生動物管理教育研究大学 単位互換制度

  1. 本制度は、野生動物管理教育研究大学(岐阜大学、酪農学園大学、東京農工大学)間の相互の交流と教育課程の充実および野生動物管理を担うことができる専門人材の育成を図ることを目的とする。

  2. 協定大学及び実施学部等
    岐阜大学応用生物科学部
    酪農学園大学農食環境学群
    東京農工大学農学部
科目名 単位数
野生動物感染症学 0.5
野生動物の不動化技術 0.5
狩猟管理技術論 2.0
農学部特別講義Ⅱ(野生動物保全管理学) 1.0
農学部特別講義Ⅰ(自然保護と自然資源管理Ⅰ) 0.5

東海国立大学機構単位互換制度

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東海国立大学機構は、2020年4月、岐阜大学と名古屋大学という二つの国立大学法人による県をまたいだ法人統合により、わが国初の一法人複数大学制度による国立大学法人として設立されました。

以来、両大学の個性ある発展を支えるとともに、両大学の強みから生まれるシナジーを大きく育てることで、社会課題、人類課題への貢献を目指し、教育・研究、地域創生に取り組んでいます。

機構単位互換制度(大学設置基準第28条第1項等)
名古屋大学全学教育科目を受講可能。全学共通教育の単位として認定。

連携開設科目(大学設置基準第19条の2第1項)
岐阜大学と名古屋大学で連携開設科目を開講。全学共通教育の単位として認定。

短期海外研修科目も含まれます。


その他の単位互換制度

放送大学ネットワーク大学コンソーシアム岐阜
詳しくは、単位互換制度(岐阜大学のWebサイト)

ぎふCOC+事業推進コンソーシアム
詳しくは、単位互換制度ぎふCOC+事業推進コンソーシアムのWebサイト)


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