国立大学法人東海国立大学機構 岐阜大学 応用生物科学部

高校生・受験生の方

受験生のためのQ&A(キャンパスライフ・施設)

講義・実習・実験

授業は自分で自由に選択して受けることができますか?
授業科目には、必修科目、選択必修科目、選択科目の3種類があります。必修科目は、必ず特定の科目を受講して単位をとらないと卒業できない科目です。選択必修科目は、ある科目群の中で一定の単位数をとらないといけませんが、受講する科目を選択することができます。また選択科目は、学生が自由に科目を選択して受講し単位を得るものです。
応用生命科学課程と生産環境科学課程では、低学年次ほど必修科目や選択必修科目が多い傾向にあります。
応用生命科学課程と生産環境科学課程では、自分で自由に選択できる科目がありますが、3年生以上になって各々のコースに分属した後は、各々の特徴ある授業科目を中心に将来の夢を実現するために自分自身で考え、受講します。いずれのコースに所属しても他課程や他コースの科目を受講することはできますが、専門性を究めるために自分の所属コースの専門科目を中心に科目を選択する必要があります。なお、共同獣医学科では教養に関する科目を除くと、獣医師国家試験受験資格を得るための科目のため、ほとんどが必修科目です。
実験や実習は、どのようなものがありますか?
一例としてあげると、食品科学実験・分子生命科学実験(応用生命科学課程)や応用植物科学実験及び実験法・動物繁殖学実験実習・夏季フィールド実習(生産環境科学課程)や解剖学実習・病理学実習・画像診断学実習(共同獣医学科)などがあります。いずれの課程・学科でも、座学の講義だけでは理解しにくい内容について、学生の体験としての学習を重視して、実習・実験を行っています。各課程・学科で行われている科目名については、以下のHPをご覧下さい。
応用生命科学課程 生産環境科学課程 共同獣医学科
大学では、どのような雰囲気で学習するのでしょうか?
高校のようなクラス制度がないため、受講を希望する授業科目毎に指定された教室で授業を受けることになります。したがって、全学共通教育の科目では同じ課程・学科に所属する学生でも異なる教室で講義を受けることが多くなりますし、それぞれの履修登録科目によって、登校時間や帰宅時間も人それぞれで異なってきます。教養科目では大人数(100名以上)の階段状の教室で行う講義もあります。講義の専門性が高くなるにつれ、少人数になっていきますので、3年生ではほとんどの専門科目の講義が同じ課程・学科に所属する学生と学習することになります。
在学中にインターンシップ制度を使って企業などで実習はできますか?
どの課程やコースでも、必ずインターンシップ実習が用意されています。主に夏休み期間を中心として、様々な企業や官公庁などで実習を行うことができます。

国際交流

留学制度などはありますか?
留学は、大学間や学部間の協定校に留学する制度があります。短期、長期や語学留学、相手先の専門分野の単位取得を目的とした留学など様々なスタイルがあります。1年生から3年生の間に留学する学生が多いですが、一部4年生の卒業研究の研究データの収集も含めて留学する学生の方もいます。本人の希望しだいですので、まずは入学後に留学生センターを訪ねてみてください。
長期留学以外に、外国に行って学ぶ機会はありますか?
休暇中に外国へ行き、旅行やショートステイにより語学や文化を学ぶことができます。大学としては、 夏季休暇等を利用した姉妹校との短期留学制度があります。交流大学先の授業料が免除される協定を結んでいる大学があります。また、卒業研究等のため、教員の海外調査に随行する場合もあります。。
海外の大学、学生との交流はありますか?
本学は15カ国39大学と学術交流協定を締結しており、海外からの研究生、大学院生、短期留学生が多く在籍しています。様々な機会に留学生等と接することができます。また、応用生物科学部独自に、海外との交流協定を結んでいる大学・学部もあります。

IT環境

コンピュータやインターネットの設備は充実していますか?
岐阜大学は、総合情報メディアセンターの管理の下、100Mbpsのインターネット回線が全研究室に配備されているのはもちろん、教室、休憩所、図書館等の様々な場所で無線LANが整備されています。これらは岐阜大学の学生であれば入学直後から利用できます。利用には利用者IDとパスワードが必要ですが、これらは入学時に配付されます。また、e-learningシステム(AIMS-Gifu)も完備しているため、質問もインターネットにより質問できる授業があります。

キャンパス

岐阜フィールド科学教育研究センターの農場というのは、牧場ですか?
農場というと牧場が頭に浮かぶかもしれませんが、農場は野菜生産、園芸用の草花生産、牛の飼料とな る牧草の生産等、様々な生産に関わる内容について取り扱っています。これらの生産活動は、主に、生産環境科学課程でのフィールド科学実習で実習の場所として活用しています。大学内の歩いて行ける敷地内に、広大な実習農場が併設されている大学は、中部地方では岐阜大学のみです。なお、このセンターには農場や牧場だけでなく、下呂市萩原町にブナ天然林を含む553haの位山演習林があります。
大学で飼っている動物は何ですか。また、その動物を使ってどのようなことを学ぶのですか?
この学部内で動物を飼育しているところは、動物飼育環境制御棟、岐阜フィールド科学教育研究センター、動物病院などです。応用生命科学課程では、主にマウスやラットなどの実験動物を飼育して、生物の遺伝子機能を活用し、微生物や動植物が作り出す有用物質を医薬品製造、環境改善等に利用し、また有用食料資源の開発や多面的な食品の機能などについて研究しています。生産環境科学課程では、家畜であるウ シ、ヤギ、ニワトリ、ウズラなど、また実験動物であるラットやマウスやヒトデなども飼育し、持続的な動物生産を目指して育種、栄養、繁殖、発生などの面か ら研究しています。共同獣医学科では、イヌ、ネコ、ウシ、ウマ、マウス、ラット、ハムスター等獣医学領域で扱う動物種を中心に飼育しています。これらの動物 のことを知るためにまず、自分達で飼育することから始まり、これらを研究に使用したり、また、動物医療における診療で必要な手技を身に付けます。

キャンパスライフ

大学にも校則はあるのですか?
大学には、「学則」というものがあります。その中には、学籍や授業の履修などにかかわる規則が決められています。また、学則には、学生の本分に反した行為などに対する罰則が定められています。高校の校則によくあるような服装などについての細かな規則はありません。しかし、社会的に大学の学生には20歳未満でも、大人としての責任ある行動が大学の内外問わず求められます。自分の不注意などで起こした不始 末については自身で責任をとらねばなりません。学則の有無にかかわらず、社会の一員であるという自覚をもって、生活・学習することが必要です。
車やバイクで通学はできますか?
学生が大学構内での自動車の通行・駐車をする時は、入出構ゲートシステムにより構内規制を行っていますので、構内への入出構は「駐車許可書」の発行を受け、パスカードを所持しなければなりません。しかし、免許取得後1年未満の学生並びに学部1年生から 3年生までの学生には特別の場合(怪我や障害などで車通学が最も適当と判断される場合)を除き許可されません。また、安全で快適なキャンパスライフを過ごすため、キャンパス内のレンガ敷きの部分へのバイクの乗り入れは全面禁止となっています。
一人暮らしの大学生用アパートの家賃は、いくらぐらいですか?
愛知、岐阜から通学されている学生さんもいますが、一人暮らしされている学生さんが多数います。全国大学生協連合会による2006秋学生生活実態調査によると、『岐阜大学の学生が借りるアパートは、平均的には4万から4万5千円の家賃のアパートに住む 学生が多数である』とされています。大学へ自転車や徒歩で通学できる範囲に多数のアパートがあり、関東や関西などの大都市圏より家賃も安く、通学費用もアパートの場合はほぼ無用です。
なお、岐阜大学には、大学公設の寮が設置されています。黒野寮(男性用3棟・女性用1棟)です。
学生の何割がクラブに入っていますか?
本学には、34の体育会系サークル、30の文化系サークル、そして45の同好会があり、半数以上の学生が加入しています。水曜日の午後は、講義をできるだけ開講しないようにし、大学として学生のサークル活動の時間を確保し、活動の支援をしています。
理系学部は忙しいと聞きましたが、サークル活動やバイトはできますか?
専門を究めるためには多くの時間が必要ですが、いずれの課程・学科でもサークル活動やバイトと勉学を上手く両立させて勉学に励んでいます。