【フィールド活動報告】JA公開講座第5回「ダイコンの甘粕漬け」、12/10(火)
報道 2019年12月11日
令和元年12月14日(火)にJAぎふとの共催で行っている公開講座「食と緑と命の学校」の第五回を開催しました。今回は「ダイコンの甘粕漬け」でした。
はじめに酒向隆司技術専門職員による漬物についての講義を受講しました。漬物の歴史や長期保存ができる仕組み、漬物の種類などを学び、その後漬け込む材料である酒粕が持っている効能やぬか床のように粕床を作って、食品を漬け込む方法などを学びました。その後、実習室に移動して、参加者全員で甘粕漬けを作りました。
甘粕漬けは二段階に分かれており、初めに生の大根の重量に対して7%の食塩で仮漬けを1週間行います。1週間たったものを水気を切り、仮漬け後の大根の重量の26%の酒粕と24%の中双糖、およそ4%の日本酒を混ぜた調味液に本漬けします。本漬けは4週間行いますが、その間、2週間経過したところで反転を行います。今回の実習では前日収穫した生の大根と仮漬けが終わっている大根を用意し、仮漬けと本漬けの両方を体験していただきました。寒い中で酒粕と中双糖を混ぜる作業は手がかじかんで皆さん大変そうでしたが、頑張って漬けていただきました。次回の実習で漬物として完成する予定ですので、そのときにお持ち帰りいただく予定です。
参加者全員で干し柿を作りました。
柿の皮を包丁とピーラーで剥き、それを縄にくくりつけ、熱湯に浸して殺菌しました。出来上がった干し柿は各自宅へ持って帰っていただきました。1ヶ月程、風通しの良い所で干していただいたら完成です。