国立大学法人東海国立大学機構 岐阜大学 応用生物科学部

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【報告】The 6th International Workshop of UGSAS-GU -Crop Production and Productivity under Global Climate Change-を開催しました

 岐阜大学大学院連合農学研究科では、平成30年12月3日(月)・4日(火)の2日間、IC-GU12*加盟大学であるランポン大学(インドネシア)にて、「Crop Production and Productivity under Global Climate Change」と題してThe 6th International Workshop of UGSAS-GUを開催しました。本企画は、大学のグローバル化と現地産業界との交流の推進を目的とし平成26年度から実施しています。
 初日の3日(月)は、全4セッションに渡りメインテーマに関連した研究発表が行われ、第一セッションでは、本会の実施責任者であるブストミ教授より開催の背景と経緯についての紹介、ハスリアディ学長、イルワン農学部長からの式辞、千家正照研究科長から開催にあたっての謝辞と開会宣言がありました。第二及び第四セッションでは、Great Giant Foods(GGF)社のルーキト副部長をはじめ、本研究科の嶋津光鑑准教授、田中貴助教、乃田啓吾助教、ランポン大学のデュイ博士、アグスティニ氏による基調講演。第三セッションでは、3つのパラレルセッションが設けられ、本研究科のツシ氏を含む24名の発表があり、濃密な質疑応答が行われました。閉会にあたって、平松研研究科長補佐(国際担当)が本ワークショップを総括し、総勢200名の参加者にて成功のうちに終了しました。その後、ランポン市庁舎にて交流会が催され、ランプン市長らと今後の連携方策について意見交換がなされました。
 
主催者及び後援者等主要参加者との撮影 ハスリアディ学長の式辞 
 主催者及び後援者等主要参加者との撮影      ハスリアディ学長の式辞
 
 2日目の4日(火)は、ランポン市中心部より車で2時間ほど離れたGGF社に赴き、ルーキト副部長の案内で、GGFの広大なフィールドを視察し、パイナップル加工場やバナナのパッキングハウス、残渣利用によるバイオガス発電施設を備えた大規模プランテーション会社の現状について説明を受け、問題解決に向けた産学連携の可能性について議論を深めました。
 
GGF社の視察
 GGF社の視察
 
*IC-GU12:岐阜大学の呼びかけで形成された「南部アジア地域における農学系博士教育連携コンソーシアム」の略称。