国立大学法人東海国立大学機構 岐阜大学 応用生物科学部

獣医臨床放射線学研究室

メンバー

教員

教授

前田 貞俊(まえだ さだとし)

出身地 千葉県佐倉市
趣味 映画鑑賞
座右の銘 一生勉強、一生青春
経歴

1994年 日本大学農獣医学部獣医学科卒業
同 年   並木動物病院勤務
1997年 米国イリノイ大学獣医学部研究員
1999年 米国フロリダ大学大学院修士課程(小動物臨床学専攻)修了
2003年 日本学術振興会特別研究員
2004年 東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程(獣医学専攻)修了
同 年   岐阜大学応用生物科学部獣医内科学研究室 助手
2008年 岐阜大学応用生物科学部獣医内科学研究室 准教授
2009年 岐阜大学応用生物科学部獣医臨床放射線学研究室 教授

研究テーマ
  • 免疫介在性疾患(犬アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、炎症性角化症、多発性関節炎)、犬毛包虫症および皮膚リンパ腫における分子病態の解明
なぜその研究をしているのか?

上記の疾患は、発症が多いのにも関わらず、病態に基づいた診断や治療法が確立されていません。
また、これらの類似疾患はヒトにおいても認められることから、我々が得た知見を広くライフサイエンスの世界へ発信できる可能性を秘めているのも理由の一つです。

准教授

永田 矩之(ながた のりゆき)

出身地 愛知県名古屋市
趣味 オーディオブック
座右の銘 広きを見渡し狭きを見抜く
経歴

2010年 大阪府立大学農学部獣医学科卒業
同 年   湯木どうぶつ病院勤務
2016年 北海道大学大学院獣医学研究科附属動物病院 臨床研修獣医師
同 年  北海道大学大学院獣医学研究科博士課程
2018年 日本学術振興会特別研究員
2020年 北海道大学大学院獣医学研究院附属動物病院 特任助教
2023年 岐阜大学応用生物科学部獣医臨床放射線学研究室 准教授

研究テーマ

  • 動物種および犬種による疾患の多様性に関する研究
  • 伴侶動物の消化器疾患および内分泌疾患の病態解明
なぜその研究をしているのか?

動物種や犬種によって疾患のなりやすさは異なり、同じ疾患でも症状や治療反応には多様性がみられます。伴侶動物の消化器疾患および内分泌疾患において、動物種や犬種の違いに注目したアプローチで疾患の多様性の原因を明らかにし、個々の動物に最適な医療を提供するプレシジョンメディシンを目指したいと考えています。

客員教授

湯木 正史(ゆき まさし)

出身地 愛知県名古屋市
趣味 トライアスロン、車中泊キャンプ、中日ドラゴンズ応援
座右の銘

初心忘るべからず

将来の夢

南国の島で真っ黒に日焼けしながら余生を送る

経歴

1993年 北里大学獣医畜産学部獣医学科卒業
同年   前川動物病院勤務
1994年 パル動物病院、豊島犬猫病院勤務
1996年 湯木どうぶつ病院開院
2005年 北里大学獣医畜産学部小動物第2外科学教室学部 研究生
2010年 北里大学獣医畜産学研究科大学院 研究生
2011年 博士(獣医学, 北里大学)
2012年 岐阜大学応用生物科学部 客員獣医学系教授

研究テーマ
  • 一次診療病院のデータを母集団とする臨床研究
なぜその研究をしているのか?

これまで報告されてきた多くの臨床研究は二次診療病院のデータを母集団とするものです。これらの研究結果は一次診療病院に当てはめることができないものもあります。私は普段一次診療病院に従事していることから、一次診療病院発信の臨床研究を一つでも多く増やしていくことを目指しています。

客員准

福田 尋充 (ふくだ ひろみつ)

出身地 岐阜県高山市
趣味 美味しいお店探し、街歩き、観光地巡り
座右の銘 人間万事塞翁が馬
経歴

2003年 東京大学農学部獣医学専攻卒業
2007年 東京大学医学系研究科博士課程(病因病理学専攻)修了
同年   モリヤ動物病院勤務
2010年 日本動物高度医療センター勤務
2014年 ダイゴペットクリニック勤務
2015年 岐阜大学応用生物科学部 客員獣医学系准教授

研究テーマ
  • 画像診断(X線、超音波、CT、MRI)の精度向上、臨床的有用性に関する検討
  • アデノウイルスベクター作製法の改良、高効率遺伝子導入による遺伝子機能解析
なぜその研究をしているのか?

画像診断は広い分野で診断、治療効果の判定などに利用されています。
それらを客観的に評価、分析し、新しい知見を加えることによって診療の質の向上に貢献できると考えています。
アデノウイルスベクターは新規遺伝子機能解析の基本技術として有用であるばかりでなく、遺伝子治療用のベクターとして人においては臨床試験も実施されています。このベクターを利用した新しい治療法の開発を目指しています。

・将来の夢  科学と人間ドラマを織り交ぜた小説を書くこと

学生

博士課程

【D4】

阪野 成美

研究テーマ
  • 犬アトピー性皮膚炎に対するサイトカインを標的とした新規治療法に関する研究
なぜその研究をしているのか?

瘙痒性皮膚疾患である犬アトピー性皮膚炎は、一般診療を行う中で、最も頻繫に遭遇する疾患です。根治治療がなく長期的な治療法が必要になるため、薬の副作用が問題となることが少なくありません。私は、この疾患において重要な役割を担うサイトカインに着目し、さらなる病態解明および副作用の少ない新規治療法の開発を目的に研究に取り組んでいます。

学部生

【6年生】

角替 千春

研究テーマ
  • 犬皮膚リンパ腫細胞株であるEO-1のCCR4について
なぜその研究をしているのか?

犬の皮膚リンパ腫は有効な治療法が存在せず、小動物臨床における難治性疾患であると考えられています。病態は未だ不明な点も多く、新規治療法の開発には高いハードルがあります。そこで、皮膚リンパ腫の病態を研究することで、この疾患に苦しむ動物たちの一助になりたいと考えています。

由里 潤

研究テーマ
  • グルココルチコイド受容体NR3C1のバリアント解析
なぜその研究をしているのか?

普段、内科で様々な掻痒性皮膚疾患の症例を見ている中で、プレドニゾロンに対する感受性の違いに関して興味を持ったため、ステロイドホルモンに対する感受性に影響を与える因子について研究しています。

【5年生】

猿渡 隆貴

研究テーマ
  • 犬の原発性腸リンパ管拡張症の病態解明
なぜその研究をしているのか?

原発性腸リンパ管拡張症を発症する犬の遺伝子多型および本疾患と食事療法(超低脂肪食)との関係を研究しています。本研究を通して、原因不明の疾患に対する研究のアプローチを学んでいます。

七里 綾音

研究テーマ
  • 犬皮膚リンパ腫細胞株であるCOCOにおけるオクラシチニブの有効性
なぜその研究をしているのか?

犬の皮膚リンパ腫は有効な治療法が存在せず、小動物臨床における難治性疾患であると考えられています。病態は未だ不明な点も多く、新規治療法の開発には高いハードルがあります。そこで、皮膚リンパ腫の病態を研究することで、この疾患に苦しむ動物たちの一助になりたいと考えています。

山田 翔太

研究テーマ
  • 犬および猫のグルココルチコイド受容体の機能解析
なぜその研究をしているのか?

犬と猫におけるグルココルチコイド受容体の機能の違いを調べるための研究をしています。

【4年生】

今井 陸人

中田 菜美

古川 貴斗

技術補佐員

神志那 春美

出身地 新潟県佐渡市
趣味 読書、ピアノの練習

この研究室の印象

真面目で素直な学生さんばかりで楽しい研究室です。

退職教員

  • 准教授

神志那弘明(現:KyotoAR動物高度医療センター センター長)

  • 助教授

西田英高(現:大阪公立大学 獣医学部獣医学科 獣医外科学研究室 准教授)

川部美史(現:岐阜大学動物病院 外科 常勤獣医)

岩田宗峻(現:東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 医歯学系専攻 先端医療開発講座 整形外科学 特任准教授)