【報道】脳の糖鎖 伸びる仕組み解明(科学新聞) 糖鎖生化学研究室
2026年01月30日
糖鎖生化学研究室の木塚康彦教授,伊藤智哉さんらの研究が 2026年1月7日付の「The Journal of Biological Chemistry」誌に掲載されたことが「科学新聞」(1月30日付)で報道されました。
生体内の多くのタンパク質には「糖鎖」が付いており,タンパク質が機能を発揮する上で不可欠な役割を果たしています。しかし,糖鎖の構造は複雑で,とくに脳には特殊な形の糖鎖が多いので,いまだに未解明な点が多い分野となっています。
木塚教授らは,糖転移酵素「GnT-IX」が糖鎖の枝分かれ構造を作ることで,その後の糖鎖の伸張が促進されることを明らかにしました。この酵素は,難病に指定されているものもある脱髄疾患や筋ジストロフィーとの関係が知られています。今回の論文は,これらの疾患の病態解明への道をひらく研究として評価されています。
論文情報
雑誌名:The Journal of Biological Chemistry
論文名:Enzymatic basis of branching and extension of O-Man glycans for keratan sulfate biosynthesis
著 者:Tomoya Itoh∙ Hide-Nori Tanaka∙ Mohit Pareek∙ Masamichi Nagae∙ Hiroshi Manya∙ Akemi Ido∙ Sushil K. Mishra∙ Yasuhiko Kizuka
DOI:https://doi.org/10.1016/j.jbc.2026.111140
