国立大学法人東海国立大学機構 岐阜大学 応用生物科学部

コロイド・界面科学研究室

研究内容

私たちの研究

見えない構造と動きから、物質の性質を理解する

私たちの身のまわりにある食品、化粧品、生体材料などには、高分子、微粒子、液滴、分子集合体などがつくる、目には見えない構造が存在しています。

コロイド・界面科学研究室では、「物質の内部では何が起こっているのか。それが、なぜこの性質を生み出すのか」という問いを大切にしています。

物質を構成する成分だけでなく、分子や粒子がどのように集まり、どのような構造をつくり、どのように動くのかを調べることで、材料の力学特性、熱的性質、電気的応答、光学特性などが生まれる仕組みを理解しようとしています。

現在の研究:積層界面が薄膜の構造と物性をどう変えるのか

ゼラチン薄膜は、作製された後もその構造が少しずつ変化していきます。私たちは、異なる種類や分子量のゼラチンを積層して薄膜内部に「界面」をつくることで、この構造変化や物性の変化を制御できるのではないかと考えています。

特に、ゼラチンの種類、Bloom Number、積層順序、層数を変え、界面の存在が保存中の構造発展や分子運動、力学特性にどのような影響を与えるのかを調べています。

DSC、DMA、SAXS、誘電緩和など複数の測定法を組み合わせ、Structure × Dynamics × Properties の関係を明らかにすることを目指しています。
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現在の研究:積層薄膜に現れる縞・迷路状パターンと自己組織化


ゼラチンやキトサンなどの天然高分子を積層すると、単一の薄膜では見られなかった特徴的なパターンが現れることがあります。

私たちは、なぜこのような構造が生まれるのか、そして構造形成が薄膜の物性とどのように関係しているのかを、コロイド・界面科学と物理化学の視点から研究しています。


構造形成のしくみを探る
薄膜が形成される過程では、高分子の固定、拡散、分子間相互作用などが同時に進行します。私たちは、こうした非平衡な過程がどのように空間構造を生み出すのかを明らかにしようとしています。