植物栽培技術としての土壌や栽培環境の評価・研究
持続的な植物栽培技術として、有機農業は大きな役割を持ちますが、その中でも岐阜大学OBの福岡正信氏が提唱した自然農法は、①無肥料、②無農薬、③無除草、④無耕起、によって構成されています。無為自然の中での農業技術の中に、様々な可能性や発見があるものと考え、実際に自然農法の水田を構築し無農薬栽培に挑戦しています。
・肥料なしで、水稲は生育するか?
⇒ マメ科牧草を栽培し緑肥とすることで、土壌養分を供給する
・除草剤を使わず、除草作業も行わず、水田栽培が可能か?
⇒ 事前に土壌中の種子銀行を低密度化し、マメ科牧草で被覆することで雑草を抑制できる
クローバー中に定植したイネは、湛水に伴い生育し、一方クローバーは枯死・分解して、イネが優占化していく