Scientific Reports誌に掲載されました
2025年03月10日
博士課程学生のKishalay Chakrabortyさんの論文がScientific Reports誌に掲載されました。
Kishalay Chakraborty and Akio Ebihara
Geoclimatic modeling and assessment of pesticide dynamics in Indian soil
Sci Rep 15, 6665 (2025) [DOI]
本研究のポイント
● インド全土の農場データを使用して、46種類の農薬の動態に地理的・気候的要因がどのように影響するかを評価しました。
● 農薬の挙動が場所毎の地理的・気候的条件によって異なり、農薬の蓄積(特に根域下への浸出)が起こりやすい潜在的なホットスポットを明らかにしました。
● 持続可能な農業の促進に向け、地域別および農場レベルでのデータ駆動型農薬管理の可能性を提案しました。
本研究に関するプレスリリースを行いました(リンク)
「農薬がどの程度残りうるかを地理的・気候的条件から予測 インド全土の農場データを用いたシミュレーション研究」(2025.3.4)
謝辞
Kishalayさんは、令和4年度JEES・Tバナージインド留学生奨学金(JEES・T.Banaji Indian Students Scholarship)からの支援を受けています。
さらに、本研究は、オーストラリア・シドニー大学のFederico Maggi 教授、インド・アッサム州カチャールの Krishi Vigyan Kendra 、ならびにアッサム州アクバルプル 地域農業研究所からのご協力の下に実施いたしました。本研究は、岐阜大学オープンアクセス論文投稿支援を受けております。
心より感謝申し上げます。