研究室の歴史
天然物利用化学研究室は昭和42年(1967年)に岐阜大学農学部林学科林産化学講座から樋口隆昌、島田幹夫の両先生が分離独立し創設された樹木生理化学講座がもとになっています。 創設2年目に講座主任であった樋口、島田両先生が京都大学へ転出したため、農林水産省の林業試験場から今村博之先生の招聘と、大橋英雄先生の助手採用によってスタッフが再編されました。二代目今村教授の時代は14年間続きましたが、昭和57年に今村教授が九州大学に転出したたため、後任として、山形大学から安江保民先生を招聘しました。この時期、岐阜大学キャンパスの各務原地区から岐阜市柳戸地区への移転が行われ、研究室および設備の充実もはかられました。平成2年の安江先生の退官後は大橋先生が四代目主任に昇任し、帯広畜産大学より河合真吾先生を招聘しました。94年の学部改組に伴って研究室名が細胞成分利用学研究室と改名しました。 平成16年には河合助教授の静岡大学への転出があり、これを受けて三重大学から光永徹先生を招聘し、大橋・光永体制が構築されました。光永先生は九州大学で修士号を取得されており、その指導教員は九州大学に転出した二代目の今村先生でした。大橋先生の退官により光永先生が五代目教授となり、7年間単独で研究室を運営した後、2017年にテキサスA&M大学から山内助教を迎えました。2024年3月に光永教授が定年退職され、山内准教授の単独体制となりました。
S42~43 1967~1968 樋口隆昌、島田幹夫 樹木生理化学講座
S44~57 1969~1982 今村博之、大橋英雄 樹木生理化学講座
S57~H2 1982~1990 安江保民、大橋英雄 樹木生理化学講座
H2~H16 1990~2004 大橋英雄、河合真吾 樹木生理化学講座 細胞成分利用学研究室94~
H16~H22 2004~2010 大橋英雄、光永 徹 細胞成分利用学研究室
H22~H29 2010~2017 光永 徹 天然物利用化学研究室
H29~R6 2017~2024 光永 徹 山内恒生 天然物利用化学研究室
R6~現在 2024~ 現在 山内恒生 天然物利用化学研究室
2024年 光永先生の退職祝賀会
社会で活躍している多くの卒業生、修了生が集まりました。