Journal of Veterinary Medical Science誌に短報を発表 (2025.4)
2025年04月20日
岡山大学・北海道大学との共同研究の内容がJournal of Veterinary Medical Science誌に掲載されました。
これまでの研究において、牛初期胞状卵胞由来卵子に対する生理的な範囲の暑熱負荷 (38.5-40.5℃) は、酸化ストレスから細胞を守る働きを持つ還元型グルタチオン量を減少させ、卵子の発生能を低下させることであることが分かっていました (Kawano et al. Sci Rep 2022)。
本研究では、生理的な暑熱負荷は還元型グルタチオンの合成・再利用に関わる遺伝子発現に影響を与えないものの、抗酸化作用を有する酵素 (SOD2・GPx1) の遺伝子発現を変化させることが明らかになりました。