【採択】令和8年度「民間企業との共同研究促進事業」
2026年07月16日
岐阜大学学術研究・産学官連携推進本部が実施する令和8年度「民間企業との共同研究促進事業」に,森部絢嗣准教授の研究課題 「カメラ・AI・遠隔制御を用いた野生動物対策技術の開発」 が採択されました。
近年,クマ,シカ,サル,イノシシなどの野生動物による農林業被害や人身被害,市街地周辺への出没が全国的な課題となっています。従来の野生動物対策は,現場での確認や通報,追払い,捕獲判断などを人手に頼る部分が多く,夜間や山間部,広域の森林・農地では,安全性や即応性,作業負担の面で課題があります。
本研究では,通信式カメラ,ドローン,航空機などで取得した画像・映像をクラウド上のAIで解析し,対象となる野生動物を検知・判定した後,通報,忌避,捕獲補助,記録などの現場対応へつなげる仕組みの構築を目指します。また,動物種や行動特性,地形,通信環境などに応じた作動条件,安全管理,誤作動防止,効果の評価方法について検討します。
研究期間中は,通信,AI解析,AR,センサー,遠隔制御,ドローン,航空機運用などの技術を有する企業との協議や現場実証に向けた検討を進め,野生動物対策技術の共同開発や,共同研究・受託研究への発展を目指します。これまでに取り組んできた遠隔捕獲システム「HuntBot®」,GPSによる行動追跡,AIを活用したクマ対策技術などの知見を生かし,安全で効率的な野生動物管理技術の社会実装につなげていきます。
