国立大学法人東海国立大学機構 岐阜大学 応用生物科学部

野生動物資源学研究室

【受託研究】(株)ハイク・飛騨市とAIクマスプレー「AIBeS」の野外実証評価を開始

株式会社ハイクとの受託研究として,AIクマスプレー「AIBeS」の野外実証評価を開始しました

本研究室では,株式会社ハイクとの受託研究として,画像AIによるクマ検知と忌避剤の自動噴霧を組み合わせたクマ接近抑制システム「AIクマスプレー AIBeS(アイベス)」の野外実証評価を開始しました。

本実証は,株式会社ハイク,岐阜大学野生動物資源学研究室,飛騨市の産学官連携により実施されるものです。飛騨市内の対象エリアにデバイスを設置し,AI検知性能,装置運用性,自動作動の安全性・確実性,ならびにクマの行動変化に基づく忌避効果の評価手法について検証します。

本研究室は,評価設計,取得データの分析,改善要件の抽出,研究成果の取りまとめを担当します。誤検知率,検知遅延,稼働率,通信成功率,誤作動率,作動失敗率,接近距離,滞在時間などの指標を用い,AI・IoT技術を活用したクマ対策技術の有効性と実装可能性を科学的に評価します。

近年,クマの人里への出没は深刻な社会課題となっており,人身被害の防止と地域住民の安全確保が求められています。本研究室では,野生動物の行動把握と地域に根ざした鳥獣被害対策の知見を活かし,人と野生動物の適切なすみ分けに資する新たな技術の社会実装に貢献していきます。

参考:株式会社ハイク プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000036107.html