カリフォルニア大学サンタクルーズ校のフザリウムセミナーで講演

2021年06月08日

カリフォルニア大学サンタクルーズ校のフザリウムセミナーにご招待いただき、本日６月８日にオンラインで講演をさせていただきました。カリフォルニアでは、ここ数年イチゴ萎黄病による被害が深刻な問題となっています。土壌くん蒸消毒が有効な対策ではありますが、環境負荷の問題や有機栽培促進のために、現地ではより安全で環境負荷の少ない防除法が強く望まれています。同大学の研究グループは、私たちが2019年に発表した論文からネギ類の混植・輪作がフザリウム病に優れた予防効果を示すことを知り、USDAの予算を獲得してネギ類の混植・輪作によるイチゴ萎黄病防除効果などを現在検証されているそうです。そこで、今回、同大学でイチゴ萎黄病に関する研究をされているDr. Peter Henryのグループから講演の依頼をいただきまして、私たちの研究についてお話をさせていただきました。約30分間の講演を行った後、30分間いろいろな質問をいただき、大変充実した時間を過ごせました。コロナの問題がなければ、是非とも一度現地にも足を運び、皆さんとディスカッションしてみたいと思いました。ご招待いただきましたDr. Muramoto氏には厚くお礼申し上げます。