国立大学法人東海国立大学機構 岐阜大学 応用生物科学部

植物病理学研究室

広西大学・岐阜大学農業科学研究学術シンポジウム

10月21日に中国の広西大学農学院にて、広西大学・岐阜大学農業科学研究学術シンポジウムを開催しました。

広西大学と岐阜大学は33年もの長きにわたって交流を続けてきました。これまでは教育面での交流が中心で、共同でダブルディグリープログラムを設置し、広西大学の学生を修士課程に受け入れるというスタイルを続けてきました。しかし、中国政府の科学技術開発への投資は凄まじく、広西大学などのハイクラスな大学には莫大な予算が投入され、研究力が近年猛烈なスピードで向上しています。個人的な予想ですが、このまま行けば、10年も経たないうちに日本の大半の国立大は中国の国立大学にまったく太刀打ちできなくなるはずです。このような状況ですから、これまでのような教育面での連携だけではなく、研究面でも是非とも連携を深めていきたいと思い、このシンポジウムを企画しました。シンポジウム開催にあたっては、広西大学の于先生をはじめ、多くの先生方や事務職員の方々にご協力をいただきました。この場をお借りして感謝申し上げます。

本学部からは、リエゾン担当である私以外に、小山教授、矢部教授、松村教授、田中助教という非常に優秀な先生方と学生5名、留学生担当の事務職員の方にも一緒に広西大学へ行ってもらい、上記のシンポジウムで研究発表等をしていただきました。また、広西大学からは、農学院や軽工・食品工程学院、動物科学技術院の先生方6名に講演をしていただきました。いずれの先生方も非常にハイレベルな研究を展開されており、大変興味深く拝聴させていただきました。シンポジウムには130名を超える教員と学生が出席してくださり、大変盛況な会となりました。

このような地道な取り組みが、いつか花を咲かせてくれることを切に祈るばかりです。

シンポジウムの後には、広西大学で活躍されている岐阜大OBの先生方や、近隣で活躍しているダブルディグリー(DD)修了生達が岐阜大学同窓会を開いてくださり、美味しい料理と白酒を楽しみながら親睦を深めました。その後、DD修了生達と一緒に街に繰り出し、2次会に突入。深夜までワイワイやりました。