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環境生態科学コース(生産環境科学課程)平松 研教授

環境生態科学コース(生産環境科学課程)、平松 研教授(愛媛県出身)

本当に頑張ったということが人を大きくする。
平松 研教授 講義で目指すのは、普段、見聞きする水に関する現象がどのような原理あるいはバックグランドで生じているかを紹介し、それらに興味を持ってもらうことですね。複雑そうに見える現象が意外に簡単な原理に支配されていたりすることを講義すると学生さんに驚かれることもあります。もちろん、複雑に見えて、やっぱり複雑で分かりにくいことの方が多いんですけどね(笑)。水の環境を考えるためには、数式や化学式も必要だし、魚やプランクトンの知識も要りますが、それらは頑張ればなんとかなります。一番大切なのは興味を持ち続ける気持ちなんだと思います。一緒に水の世界を考えていきましょう。  
 

現在もっとも関心のある研究テーマについて教えてください。

  

大きくいえば、人間活動と水環境との関係を探ることです。人が生活をすれば、水環境にも様々な影響が及びます。

河川に造るダムなどはその典型例なのでしょうが、水環境を乱すからといって、人が生活をやめるわけにはいきません。そこで私が取り組んでいるのは、人間活動と水環境とをうまく共存・共生させるためにはどのようにすればよいかということを探ることですね。

水質調査
投網での魚類相調査

もちろん、このような雲をつかむような話だけでは研究になりませんから、実際の研究では、溜池、水路、水田、汽水域などで、私や学生さんたちが取り組めるような具体的なテーマを設定しています(水資源環境学研究室)。

この分野を目指すきっかけを教えて下さい。

  

きっかけが何かというと難しいのですが、大学で農学部に入学したことがひとつのきっかけでしょうか。

正直なところ、高校生の頃、私はほとんど何にも考えていない学生だったので、何となくで農学部を選んでしまいました。入ってから、世界の水利用の講義を 聴いて、「これだ!」と思いこんでしまい、その講義をされていた先生の研究室にとびこみました。その思いこみでここまで来てしまったという感じでしょうか。

悲しいかな、まだ、かつて講義の中で聴いて、心が躍ったような大きな仕事には、これまで出会えていないので、そんな研究テーマに取り組むのが夢ですね。

学生時代を回想する平松准教授
大学の教員になっていなかったら、どんな職業を選んでいたと思いますか?

父が医者だったので(注:健在なので現在もですが)、高校生になる前まではほとんど疑問を持たず、医者になるつもりでした。高校生になってから、将来の仕事について何となく考えるようになり、一生、病気の人を相手にする仕事 には耐えられそうにないと思うようになりました。人が苦しんでいるのを見るのがいやだったんですね。

当時は、苦しい人を助けたいといったポジティブな発想にはならなかった。現在、兄が父の跡を継ぐというのでしょうか、医者になっているのですが、その活躍する姿を見てうらやましいなと思うこともありますね。

でも、私は水で人を助けます(笑)。

受験生に一言お願いします。
受験生の方へのメッセージ

受験や将来計画について、私はあまり優秀な人間ではなかったので、偉そうなことはいえませんが、代わりに、若いうち、あるいは学生のうちにするべきこととして一言。

どんなものでもかまいません、一生懸命になれるものを探して下さい。その結果がどうであれ、本当に頑張ったということが人を大きくしてくれます。

頑張れ、若人。

→平松 研教授の所属する環境生態科学コース


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