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掲載日:2016年10月11日

【報告】平成28年度岐阜大学応用生物科学部 『武者修行1』

応用生物科学部では、研究の質の向上や学際性・国際性の発展を目的とした若手教員(准教授及び助教)を国内外の研究拠点に派遣する、学部独自の派遣事業(応用生物科学部武者修行)を実施しています。

 

ウマの行動反応の個体差に関する行動学、遺伝学、神経学的解析

二宮 茂准教授(生産環境科学課程)

期間:平成28年7月11日~7月20日
派遣先:エジンバラ大学、王立農業大学

 

<目的>
 これまで岐阜大学などで進めてきた、ウマの行動の発現メカニズムの研究について、国際応用動物行動学会の50周年記念大会で口頭発表し、また、従来から共同研究を行ってきた英国の研究者との打ち合わせ及び交流を行うことを目的とした。

<内容及び成果>
 International Society for Applied Ethology (ISAE、国際応用動物行動学会) の学術集会の第50回記念大会に出席した。記念大会ということもあり、参加者は例年の倍以上(500人超)で、また、374の演題がプログラムされ、大盛況であった(昨年日本で開催した2015年大会の倍以上の数)。自身の研究の口頭発表は、Applied Ethology and Tinbergen's questions: Causationというセッション(セッションの名前は動物行動学の祖であるティンバーゲン博士が設定した4つの問いのうちの一つ)で行い、飼育下の環境刺激に対するウマの行動反応に関わる行動学的・神経学的な機構について調査した研究を発表した(タイトル:Different behavioural responses of stabled horses to delayed feeding and polymorphisms of the dopamine D4 receptor gene)。

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写真;ISAE第50回記念大会の様子

 国際学会終了後は、サイレンセスターという都市に移動し、以前からウマの行動発現メカニズムに関する共同研究を行ってきたRoyal Agricultural University (RAU、王立農業大学)のHemmings博士を訪問した。RAUでは、もうひとりの共同研究者であるMcBride博士を加え研究打ち合わせを行ったほか、国際学会で発表した研究内容について紹介し、意見交換を行った。また、RAUの馬飼育施設および近隣の乗馬クラブ(共同研究の実施場所)を見学させてもらい、実験の様子も見せて頂いた。今後は共同研究を継続、発展させていくことを確認し、英国から日本への訪問・交流や研究実施についても計画を立てることとした。 

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写真;共同研究の様子
Hemmings博士(右)と博士課程の学生(真ん中)、訓練中のウマ(左)


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