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掲載日:2014年3月14日

【お知らせ】平成25年度「中期目標計画に定めるすぐれた研究業績をあげた者」

「中期目標計画に定めるすぐれた研究業績をあげた者」
 
応用生物科学部では、中期目標計画を実現するため、すぐれた研究業績について、学術的意義や社会、経済、文化的意義について定めた基準に基づき、研究業績の評価を行いました。
 
平成25年度は、13名の研究業績をすぐれた業績として認定した。
 
 
評価:SS(学術的意義)
  
■応用生命科学課程 木曽真特任教授、安藤弘宗准教授、今村彰宏助教
評価の理由:
メルケル細胞ポリオーマウィルスと化学合成糖鎖プローブとの複合体の立体構造解析に初めて成功した。これにより、メルケル細胞ポリオーマウィルスの糖鎖認識機構が原子レベルで明らかになり、創薬開発への重要な構造情報を提供する成果となった。
本研究成果は、インパクトファクター8.917のPLoS Pathogensに掲載され、さらに、国際シンポジウムCommemorative Symposium on the 20th Anniversary of the Mizutani Foundation for Glycoscience Glycoscience : diversity and integration(品川(東京)、平成24年11月28日‐29日)に招待講演として選ばれた。
 
■ 応用生命科学課程 安藤弘宗准教授、木曽真特任教授、石田秀治教授
評価の理由:
棘皮動物から発見された神経突起伸展活性を示す生理活性糖鎖GAA-7の化学合成に世界で初めて成功した。これまで化学合成が困難とされてきた部分修飾シアル酸を含む糖鎖構造の新しい化学的構築法を開発し、立体選択的に標的構造の化学合成に成功した。
本研究成果は、インパクトファクター5.563のOrganic Lettersに掲載され、さらに、国際研究会である第14回国際細胞膜研究フォーラム(京都、平成25年3月15日‐16日)に招待講演として選ばれた。
 
■生産環境科学課程 小山博之教授、小林佑理子助教
評価の理由:
STOP1転写因子は、アルミニウム耐性遺伝子と酸耐性遺伝子の発現を転写制御するが、このシステムが土壌中のわずかなアルミニウムを感知する巧妙な制御を受け、植物免疫にも対応するマルチシグナル応答機構であること、ヒメツリガネゴケを含む陸上植物に保存される「植物の環境適応のコアモジュール」であることを解明し、さらに、新規転写因子STOP2を発見した。
本研究成果は、インパクトファクター6.555のPlant Physiolに3報、インパクトファクター6.126のMolecular Plantに1報掲載され、さらに、第3回国際農業会議(杭州、中国、平成25年9月)、アッサム大学(平成25年12月),インド工科大学(平成26年3月)において講演した。
 
 
評価:SS(社会・経済・文化的意義)
  
■生産環境科学課程 福井博一教授
評価の理由:
スパティフィラム'メリー'の四倍体を育成し、フェアリーウィングとして岐阜大学初の品種登録を行った。さらに、オランダで開催されたフロリアード2012(2012年9月)において金賞を受賞すると共に、オランダで生産されることが決定し、岐阜大学として初めての海外での品種登録を行うこととなった。また、国内唯一の花き品評会「ジャパンフラワーセレクション」においてもブリーディング特別賞を受賞した。
 
 
評価:S(学術的意義)
 
■ 応用生命科学課程 長岡利教授
評価の理由:
水溶性大豆ペプチド(SSPH)の脂肪細胞における分化誘導作用を解析した。その結果、SSPHは、PPARγ発現誘導を介して脂肪細胞の分化を誘導し、グルコースの取込みを促進し、インスリン抵抗性を軽減することにより、抗肥満作用を発揮することを初めて解明した。
本研究成果は、インパクトファクター4.31のMol. Nutr. Food Res.に掲載され、さらに、国際学会である1st Annual World Congress of Nutrition & Health (WCNH-2013)(平成24年10月12日‐14日)に招待講演として選ばれた。
 
■ 応用生命科学課程 長岡利教授、島田昌也助教
評価の理由:
より安全で有効性の高い抗肥満作用を発揮するリパーゼ(LP)阻害剤として、日常的に摂取される鶏卵由来の新規卵黄抗体(IgY)に着目し、豚由来LPを免疫させた鶏の鶏卵抗体(抗LP IgY)、対照として免疫しない鶏卵抗体(対照IgY)を膵LP阻害で検討した結果、抗LP IgYは、医薬品オルリスタットよりも強力なLP阻害活性を有し、マウスで抗肥満作用を発揮することを世界で最初に発見した。
本研究成果は、インパクトファクター3.16のNutrition & Metabolismに掲載され、さらに、朝日新聞(紙面掲載平成25年12月27日、電子掲載平成25年12月29日、http://www.asahi.com/articles/ASF0NGY201312270001.html)に論文の内容が掲載され、広く社会に報道公表された。
  
■応用生命科学課程 中川智行教授、早川享志教授、岩間智徳准教授
評価の理由:
レアアースが鍵因子として機能する新規な代謝経路を、メチロトローフ細菌において初めて見いだした。メチロトローフ細菌がレアアース依存的なメタノール生育を示すこと、レアアースがメタノール代謝の鍵酵素メタノール脱水素酵素の補因子として機能すること、さらに、それをコードする遺伝子としてxoxFを同定し、メタノール代謝におけるレアアースの役割を分子レベルで証明した。これは、レアアースが生命活動に寄与する事例を示した初めての報告である。
本研究成果は、学術雑誌「PLoS ONE」に掲載され、さらに、日本農芸化学会 2012年度大会(平成24年3月)において「トピックス賞」を受賞した。
 
■生産環境科学課程 山本義治教授 
評価の理由:
国際農林水産業研究センター(JIRCAS)との共同研究として、シロイヌナズナ、イネ、ダイズの大規模遺伝子発現(マイクロアレイ)解析を行い、その情報をもとにプロモーターに含まれるストレス応答を担う制御配列を予測した。
本研究成果は、インパクトファクター4.4のDNA Resに掲載され、さらに、JSBiアグリバイオインフォマティクス研究会「モチーフ解析最前線」(東京、平成24年10月)及びCongress of International Plant Biology(Jeju、韓国、平成24年10月)に招待講演として選ばれた。
 
■共同獣医学科 森崇准教授
評価の理由:
極めて予後不良であるメラノーマにおいて、microRNAのひとつであるmiR-205に対してベンゼン・ピリジン (BP) による化学修飾とpassenger鎖の塩基配列の改変を行うことで、RNaseへの耐性とヒトメラノーマ細胞株に対する作用の増強をin vitroおよびin vivoで発見した。
本研究成果は、インパクトファクター7.041のMolecular Therapyに掲載され、さらに、平成25年5月17日岐阜新聞第一面に掲載された。

 


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