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植物病理学研究室

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掲載日: 2017年9月29日

アジア植物病理学会 in 済州島でPlenary lecture

9月12日~15日まで韓国済州島で開催された日韓合同シンポジウム&アジア植物病理学会に出席してきました。アジア各国をはじめ、オーストラリアやアメリカ、イギリス、中東などからも大勢の研究者が集まり、賑やかな会となりました。私は、アジア植物病理学会で日本代表のひとりとしてplenary lectureという大役を仰せつかりまして、15日に40分弱の講演をしました。あれやこれやバタバタしていて準備が間に合わず、講演前日の夕方までスライドを作っているような状態でしたが、何とか無事に講演を終えることができました。質問もいろいろいただいて、とても良い経験になりました。

出席してみた感想は、"日本やばいぜ!"です。

第1回のアジア植物病理学会(2000年)に出席したときとは比べ物にならないほどハイレベルな研究が中国や韓国で行われていて、はっきり言って日本は負けているんじゃないかと思いました。最近、各所で指摘されているように、日本は科学研究に対する投資が異常なほど偏っており、落ちぶれつつある日本の科学レベルを一時的に回復させるために注目度の高い研究に対して集中的に莫大な予算を投じています。もちろん、そういう研究にある程度高額な予算を投入することは大事ですが、やはり将来にわたって科学研究・技術の先端を行く国であるためには、幅広い裾野を持つことが極めて重要であり、潤沢とは言わないまでも、研究レベルを維持できるだけの研究予算を満遍なく配分する必要があると思います。

さて、話を学会に戻しますが、今回出席して大変嬉しいことがひとつありました。

前職の大学で7、8年ほど前に文化交流のために一年間研究室に留学していた韓国の学生さんが、ソウル大学の大学院に進学し、なんと植物病理分野で勉強することになったそうで、このアジア植物病理学会に来ていたのです。彼女は私のことを覚えていてくれて、会場で流ちょうな日本語で「先生、お久しぶりです!」と声をかけてくれました。思い出話に花も咲き、楽しいひと時を過ごしつつ、彼女のこれからの活躍に期待が膨らみました。

日韓関係は冷え込みつつありますが、彼女のように日本を好きでいてくれる人が少なからずいてくれるのは大変嬉しく思いました。

最後に済州島について。景色も素晴らしく、魚介に黒豚など美味しい食材がたくさんありました。2回目の訪問でしたが、いずれも出張のため観光はできずでした。今度は旅行で来てみたいなぁ。

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